水辺でアートする
名古屋の都心西部を、南北に流れる"中川運河"。
80年前に開設された当時は、名古屋の近代化を支えた物流の大動脈であったこの中川運河も、インフラの中心が自動車へと変わり、その後、忘れ去られたままの時間が続きました。
実際に行ってみると、空は大きく広がり、水は青く、清清しい空間がひらかれている。名古屋にも、こんなにも美しい水辺の空間があります。
まず、知って、来て、感じて欲しい。
「中川運河キャナルアート」は、そんな思いからスタートした市民プロジェクトです。
人々の感性をはぐくむ、豊かな水辺空間。
この名古屋の貴重な水辺空間の魅力と可能性に熱く着目し、キャナル(canal)=運河を舞台に、私たちは「アート」を核としたイノベーションとして、2010年より『中川運河キャナルアート』の活動が始動しました。
初年度2010年「Project No. Zero」、翌年2011年「Project No.One」を開催。運河沿いの水辺をコスモスの花で彩るコスモスプロジェクトをはじめ、国内外で活躍するアーティストによるワークショップやインスタレーション、運河沿いに建ち並ぶ倉庫内外、水上を活用したアートイベント等地元企業や地域の人々のご協力のもと、さまざまな活動を行っています。
ものづくりとアートとの融 合により、名古屋に今までになかった新たな価値の創造をめざしていく。それと同時に、世界に、未来に向けて輝けるアーティストやクリエイターの活動の場を創出していく。中川運河を発信源として、"なごや"は大きく変わっていきます。
自由な発想で未来を創造できるクリエイティブな人々がこの地に集まり、ナゴヤ=国際的な「感性都市」へ。
その進化の流れを運ぶ新たな風力となるのが、中川運河キャナルアートです。