大村秀章愛知県知事 | 河村たかし名古屋市長 | 高橋治朗名古屋商工会議所 会頭 |
50音順
(※敬称略)
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- 大村秀章
- 愛知県知事
- 「中川運河キャナルアート」は、かつては名古屋の物流の大動脈であった中川運河の水辺の倉庫空間において、「デジタル掛け軸」を始めとした芸術活動を展開するというもので、中川運河の魅力を広く知ってもらう、すばらしいイベントであり、とても楽しみにしています。
文化芸術は、人々に心の豊かさや潤いをもたらすとともに、魅力的な地域づくりにもつながる、重要なものです。県も様々な事業を行っていますが、こうした地域における自主的な取り組みは、とても大切です。みんなで盛り上げていきましょう。
(※敬称略)
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- 河村たかし
- 名古屋市長
- 中川運河は、かつて、東洋一の大運河と呼ばれ、名古屋の生活と経済の発展を支えてきました。しかし、物流の手段が船からトラックに変わり、今では広大な水辺空間がひっそりと残されている状態です。
この「中川運河キャナルアート」は、名古屋の貴重な水辺空間である中川運河に再び光を当て、アートの力と昭和の面影を残す風景のコラボレーションにより、新たな魅力・可能性を追求するプロジェクトと伺っております。こうした取組みが、中川運河を名古屋の名所として再生させる第一歩となることを期待しております。
(※敬称略)
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- 高橋治朗
- 名古屋商工会議所 会頭
- 中川運河は全線開通して80年を迎えようとしていますが、かつては名古屋港と名古屋駅を結ぶ大動脈として名古屋経済を支えてきました。
その後物流の形態が変わることでその機能を終え、今では広大な水辺空間がひっそりと残されていますが、この貴重な産業遺産を舞台にしたアートや水上スポーツ等、様々な市民活動が始まり、このことが魅力ある水辺空間「中川運河再生」の切っ掛けとなっています。その一翼を担う中川運河キャナルアートの活動を今後も是非継続してください。
そして中川運河から広く世界に、新しい名古屋を発信していきましょう。
(※敬称略)
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- 浅井信好
- 舞踊家、振付師
- 中川運河の風景を眺めながら育った私にとって、この場所からアートが発信されていくことを心より嬉しく思います。
そして、運河の流れのようにこの先、ここから発信されていくアーティスト達が世界の海で活躍していってくれることを願っております。
(※敬称略)
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- 五十嵐太郎
- 東北大学教授
あいちトリエンナーレ2013芸術監督
- 恥ずかしながら、名古屋で3年間教鞭をとり、そこで半分は暮らし、その後もしばしば名古屋に行っていたのですが、昨年初めて中川運河を訪れました。カッコいいです。その佇まいに、大阪の名村造船所で展開するアート・プロジェクトも思いだしました。名古屋にはまだまだいろいろな魅力的な場所があると、その底力を感じます。先日、あいちトリエンナーレ2013の芸術監督に就任したので、是非、一緒に名古屋と愛知を盛りあげましょう。
(※敬称略)
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- 今枝和仁
- 尼ケ坂サロン 店主
- あなたの街のあのありふれたが風景が、もし素敵な風景に変わったとしたら…廃墟だったあの倉庫に、もし人々が集い、子供たちの声と笑顔で溢れたとしたら…僕はアートにはきっとその力があると思う。そして、そこに住む人が素敵なアートとの出会いを通じて人と街がつながり、中川運河がシャチ誇れる風景にきっとなると思う。夢は叶えるものだから。
(※敬称略)
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- 磯谷祐介
- ラジオDJ
- 昨年、初めて中川運河キャナルアートの構想を聞かせていただいた時に、心からわくわくした自分がいました。地域のこと、次の社会のことを考えて、行動に移せる素敵な大人の方々が、名古屋にはこんなにもいるんだって。今の若い世代には将来への希望を持てずにいる人も少なくありません。そんな中、こんなに素敵な生き方をしている大人たちがいるんだよってことを、次の世代に伝えていける"きっかけ"に中川運河キャナルアートはなれるのではないかと感じています。名古屋からもっともっと発信していきましょう!!
(※敬称略)
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- 今井智景
- 作曲家
- 「気軽に足を運べて芸術を嗜める場所。そこが人々のミーティングポイントになり、触れた芸術が話のネタになり,コミニュケーションの場が広がっていく。」創造力のある想像力豊かな街作りは、これからの日本にとって、とても大切なことだと思います。そういう場所がこれから至る所で立ち上がっていけるように、キャナルアートには、その先駆けとなって名古屋を、愛知を、東海を、日本を盛り上げていって欲しいです。とても大きな可能性を秘めたキャナルアートに期待いっぱいです!
(※敬称略)
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- 加藤慎康
- 大ナゴヤ大学
(NPO法人)学長
- かつて中川運河ができた頃、「泳ぐことができた」と言っていた父や家族の記憶。幼少より身近な場所として過ごした運河が「いつか見直されたらなぁ」と思っていました。隠れた景色の良いスポットとして愛する「小栗橋」の周辺でProject zeroとして始まったキャナルアートが、これまで見過ごされてきた地域の資源をアートや新たな文化の発信地として市民が集い活性化する「なごやのたからもの」となるきっかけを与えてくれる事でしょう。
(※敬称略)
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- 栗原 裕
- 愛知大学経済学部教授
- 中川運河キャナルアートに期待する
河・川は不思議な魅力を持っています。私たちは、その美しさに感動し、心惹かれたりします。現在の河川およびそれに沿った建屋には、ここに至った長い歴史と理念があり、いわば遺訓が籠められています。私たちは、中川運河キャナルアートを通して、現実の姿、形のみに目を奪われることなく、先人の遺訓に思いを馳せ、これから先の物心ともに豊かな街づくりへの架け橋としたいものです。
(※敬称略)
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- 高北幸矢
- 名古屋造形大学 学長
- 「まちづくり」「むらおこし」「地域新興」そんな言葉からはもはや何も生まれない。いつ、どこで、誰が、何を行ったか、それしかない。そこに、歓び、感動があれば、人は集まる。歓びや感動は、モノマネからは生まれない。体験したことのないものを体験したい。それが中川運河にはある。キャナルアートって何だ。体験しに行こう。
(※敬称略)
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- 竹中克行
- 愛知県立大学教授
- カーナビには映らないまちを、リアルな身体感覚として紡ぎだしたい。これからを生きる人々に、知恵と技でなごやの内と外を結んでほしい。中川運河には可能性がある。まちをつくることは、場所の可能性を信じる人々が繋がること。そして自分たちにしかできない場所を育てること。そのためには、近くに住んでいる人、生業の場としている人、好きで訪れる人、下から支えている人、すべての人々の発想と協力が必要です。
(※敬称略)
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- 鶴田 浩
- リアル・スタイル株式会社
代表取締役
- 我々も7年前に、"名古屋地域の生活文化向上の為に"デザイナーズウィークイン名古屋を立ち上げました。その1年後には、"10年後の日本のモノづくりのために"とこの名古屋からNPO法人メイドインジャパンプロジェクトを立ち上げました。そして、5年が経過しました。しかしまだまだ思いは達成できません、そんな中で昨年第0回のキャナルアートが立ち上がり、今年度は更に進化して第1回目が開催されること大変喜ばしく思っています。思いは一緒です。みんなで力を合わせ、クリエイティブ産業から元気な名古屋!日本を牽引する名古屋を目指し行動しましょう!キャナルアート2011開催おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。一緒に頑張りましょう!
(※敬称略)
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- 中村良夫
- 東京工業大学 名誉教授
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カナルアートへの賛辞
産業革命期をつうじて大きな役割をはたし、そして、いつの間にか、人々の視線から遠ざかった産業近代化施設。情報化時代の熱気の中で、なにかほのぼのとした場所として蘇ってきたその茫洋とした詩情は、モダンアートの呪力で二十一世紀の都市空間に変容できる。富岩運河とならんで数すくない我が国の本格的運河遺産である中川運河を名古屋市の魂としてよみがえらせよう。
(※敬称略)
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- 長谷川章
- アーティスト
- 運河再発見キャナルアートの精神
灯台下暗しと言うが名古屋の人は名古屋を知らない、
それは、見慣れたものは目に止まらないと言う事なのか?
名古屋に運河がある?なんて日本の誰もが知らない
そして名古屋の人も殆どがその存在すら知らない
昔は名古屋城の城壁の石運びや住宅や工場の木材を運んだ流通の
要だった人工の河であるが今は見捨てられた廃墟である
水が腐れば、人間は病気になったり精神をも腐り果てる
キャナルアートはこの過去に終止符をうつことである
それは、清らかな水の精の再発見であり
そして己の命の捉えでもある
水がもたらす循環は新たなるものの永生であり
すべての行為の源となり精神を自由と無限空間、
万物生減流転の世界観を捉えよう
(※敬称略)
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- 原田さとみ
- エシカル・ペネロープ
株式会社
代表取締役
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古くて忘れ去られてしまいそうなところからの声に耳を傾け
その"美しさ"を見つけ愛で、
その感じた心を丁寧に優しく伝えているこのプロジェクトを尊敬します。
古いモノを壊して新しいモノを作るより、
古いモノをそのまま受け入れ、新しい息吹を吹き込み活かすことは、
手間も時間も情熱もかかりますが、
そこには愛があり、思いやりがあり、繋がり継承する人がいます。
これからの美しい未来への答えは、ここにこそ秘められているように私は感じます。
中川運河キャナルアート、応援し続けます!(※敬称略)
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- 秀島栄三
- 名古屋工業大学大学院 准教授
- (1)新しいから面白い。(2)馴染めるから楽しい。中川運河キャナルアートが(1)を満たしていることはまちがいないと思います。(2)については、キャナルアートのそもそもの前提として、汚いけれど、遠いけれど、この中川運河が名古屋を支えてきた、という事実を人々に思い起こしてもらえたらと思います。今年も開催され、今後も繰り返されることで多くの人が水辺に集い、いつか「きゃなりゃあと」が名古屋弁になることを願っています。
(※敬称略)