ごあいさつ

服部充代
中川運河キャナルアート実行委員長
服部充代

人が「住みたい、訪れたい」と思う街とはどのような街でしょうか。

世界に羽ばたく若者や子供たちが育まれる街とは?
時代に合った進化を続けられる都市とは?
本当の意味での国際都市とは?

NYから帰国して間もなく、初めて中川運河の水辺を目前にしたときに受けた、
「それらの答えはきっとここにある!」という信念に突き動かされ、もっとその魅力と可能性を広く伝えたいとの思いから、共感のもと集まった仲間と共に、中川運河キャナルアートを始動するに至りました。
そして、皆様にご支援をいただきながらの2年間に渡る活動が芽吹いたのか、今、この眠れる水辺に、少しずつ光が向けられはじめています。

文化・芸術は、人に感動を与え、感動は希望・勇気・優しい心を育みます。それが人を豊かにし、街を豊かにする。本当の都市の豊かさが問われる時代となり、機能性や物質的豊かさ以上に、市民1人1人がその内面から生きる活力を生み出せることの重要性を、強く感じずにはいられません。

日本には、素晴らしい文化・芸術の人材と感性が根づいています。ナゴヤの近代化、ナゴヤのものづくりを支えてきた中川運河であるからこそ、その魂を受け継ぎ、この中川運河が「感性を育む水辺へ」と進化する…そんなシナリオが現実となることを、私たちは願っています。

此処からナゴヤの感性を世界へ。そして、この中川運河が、名古屋に暮らし、名古屋を愛する人たちの、進化するシビックプライドへ繋がる水辺となって蘇る日まで、中川運河キャナルアートは、これからも続きます。

皆さま、これからも、ご支援のほど、よろしくお願い致します。

中川運河キャナルアート実行委員長
服部 充代

内藤明人名誉実行委員長ご退任について

リンナイ株式会社様が「中川運河再生支援・文化芸術活動助成事業(仮称)」への寄付を決定されました(平成24年10月22日公表)。それに伴い、これまで中川運河キャナルアート実行委員会名誉実行委員長を務めてこられた内藤明人様(リンナイ株式会社代表取締役会長)が、平成24年11月末日をもってご退任されました。中川運河キャナルアートの開始から3年間という、大切な時期をご指導いただき誠にありがとうございました。今後も大所高所からのご指導を宜しくお願い申し上げます。